第30回鶴見地区一致祈祷会 2012年1月22日(日)

キリスト教一致祈祷週間(1/18~25)第5日の1月22日(日)午後3時、当教会にて、日本キリスト教会鶴見教会の皆さんと供にキリスト教一致を祈る鶴見地区一致祈祷会が開催されました。
キリスト教一致祈祷週間は、当教会を設立したアトンメントのフランシスコ会の創設者・ポール・ワトソン神父によって1908年に提案されたものです。また、鶴見地区一致祈祷会に関しては、種々の事情で現在では参加教会が日本キリスト教会鶴見教会(プロテスタント)とカトリック鶴見教会の2教会となっていますが、今年で30年目を迎えます。30年という長きにわたり継続できていることは、まさに神様のお恵みです。今後とも真の一致のために心を合わせて祈っていくことを確認し合いました。
今年の一致祈祷週間のテーマは、『わたしたちは皆、主イエス・キリストの勝利によって変えられます(一コリント15:51-58)』です。すべての人は神の救いの計画の中で場所を与えられており、主キリストは自らの死と復活を通して、この世の勝者と敗者、強者と弱者、等、全く関係なく、全ての人を抱き寄せてくださいます。主を信じ、主の勝利にあずかることができるよう、心を合わせて祈り、ともに手を携えて神の国を実現していきたいものです。
聖堂での祈祷会の後は、1階ホールに移動し皆で懇親の時間を持ちました。懇親会には、第1回の祈祷会を実現に導いた当時の主任司祭のパシフィクス神父様(85歳)も参加され、当時の思い出を熱っぽく語られました。特に1986年、日本キリスト教会鶴見教会の新聖堂建設に際して、毎日曜の礼拝場所をカトリック教会が1年間提供するといった素晴らしい歴史も紹介されました。1年間ではありますが、同じ教会の建物で、2階でカトリック教会のミサが、1階でプロテスタント教会の礼拝が同時に行われるといったことは世界広しといえどなかなか例がないことだと思います。また、30年間継続している祈祷会でもあり、お互いに顔見知りも多く、カトリックとプロテスタントという壁を越えた心を開いた素直な分かち合いとなりました。この小さな集いがキリスト教一致への確実な軌跡となっていることは間違いないと思います。

★毎年1月に全世界のキリスト教会で繰り広げられる「キリスト教一致祈祷週間」は、当教会を創設したアトンメントのフランシスコ会の創立者、ポール・ワトソン神父によって始められた運動です。